医院ブログ

2015年8月 9日 日曜日

保険診療でのプラセンタ注射を始めました。

「美容」の意味合いが強いと思っていたプラセンタですが、肩こりや腰痛といったペインクリニックに関与する諸症状にも有効であるといわれていたことから自費ではありますが、当クリニックでもプラセンタをご提供してまいりました。

それで、5月末に参加しました、「日本抗加齢学会」にても、プラセンタ注射の講演がいくつかあったので聴講してきたところ、更年期障害における様々な症状に対して効果があるという発表があり、興味深く聴いてまいりました。

その内容から、プラセンタは女性ホルモン(特にエストロゲン)の代替薬にはなり得ないのですが、更年期障害における諸症状に対して、精神的なものも含めて有意に改善する可能性があると理解することができました。

そうしたことより、7月より保険診療でのプラセンタ注射を開始することにいたしました。

すでに、注射を開始されている患者様も多く、効果は人によって様々ではありますが、皆様継続することが大事であるとご理解いただき、現時点でも定期的に受診されています。


更年期障害というのは、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌バランスが悪くなることによる諸症状の総称になります。
これまではそんなに気にするほどでもなかったようなことが気になるようになったり、新たに感じる症状として、以下のようなものがあれば婦人科などを受診してみてください。

1、顔がほてる(ホットフラッシュともいわれています)ようになった
2、汗をかきやすくなった
3、腰や手足が冷えやすくなった
4、息切れ、動悸をするようになった(もともと心臓疾患がある方は違います)
5、寝つきが悪くなった、眠りが浅い、寝汗が多くなった
6、怒りやすくなり、すぐイライラするようになった
7、くよくよしたり、憂鬱になることがある
8、頭痛、めまい、吐き気がよく出るようになった
9、とにかく疲れやすくなった
10、肩こり、腰痛、手足の痛みが強く出るようになった


上記の症状が複数に渡って自覚され、月経の周期が不規則あるいは閉経されてから、ということであればプラセンタが有効になることがあります。
当クリニックでも「更年期チェックシート」というものを準備しておりますので、それにご記入いただき、更年期指数を評価し、該当される方には保険診療にてプラセンタ注射を施行いたします。

ただし、「更年期障害」の発症する可能性のある年齢、ということで、対象は45歳以上60歳未満の方に限らせていただきます。
婦人科で「更年期障害」と診断された方に関しましては上記年齢範囲以外の方にも施行させていただきますので、ご希望の際には診断書をお持ちいただきますようお願いいたします。




投稿者 池田ペインクリニック内科